
「お風呂で体を洗わない」という入浴方法をする人が、増えている。タモリがメディアで話したことで、話題になった。
その他に、
- 妻夫木聡
- 福山雅治
- ローラ
などが、お風呂で体を洗わないことが知られている。
ボディソープでは、体を洗わない
「お風呂で体を洗わない」といっても、入浴をしないわけではない。基本的には毎日、入浴する。
しかし、普通の人が行うように、
- 石けんやボディソープを使って、ボディタオルでゴシゴシ体を洗う
ということを行わない、という意味だ。
お風呂で体を洗わないメリットとは?
実は、石けんやボディソープを付けて、ゴシゴシと体を洗わなくても、私たちの体は自然と角質(あか)がはがれて、キレイな肌をキープする力が備わっている。
しかし、石けんやボディソープを付けて体を洗うと、その正常な働きを、妨げてしまうケースがある。
というのも、石けんやボディソープは「アルカリ性」。一方、肌の表面は「酸性」。
石けんやボディソープを使って体を洗うことで、アルカリ性に肌が傾いてしまい、本来の肌の働きを妨げてしまうのだ。
お風呂で体を洗わないのは、一人暮らしの人向けのメソッド
お風呂で体を洗わなくても、湯船にゆっくりと浸かること、汚れは自然と浮き上がって取れていく。
これが、お風呂で体を洗わないで、清潔さをキープするための重要ポイントになる。
しかし、想像するとわかるように、本来は洗い場でボディソープを付けて体を洗い、シャワーで洗い流していた分の汚れが、浴槽の中に浮くことになる。
家族で暮らしていて、複数の人が同じお湯に入る場合、次の人は汚れまみれのお風呂に入ることになってしまう。
以上から、「お風呂で体を洗わない」というのは、一人でお風呂のお湯を独り占めできる、一人暮らしの人向けのメソッドという面がある。
タモリほどの人になれば、家族と一緒に暮らしていても、毎回お湯を入れ換えるのかもしれないけれど、なかなかそれがかなわない人にとっては、難しい美容法かもしれない。
公共施設(温泉やジムのお風呂)ではボディソープでしっかり洗うのがマナー
ちなみに、公共施設(温泉やジムのお風呂)で入浴するときには、汚れを浴槽内で浮き上がらせるのはマナー違反。
ボディソープを使って、きちんと体を洗うようにしよう。