意外なことに、亀梨和也は自分のことを「ブサイク」と認識しており、コンプレックスの強さが自分らしさだという。
目次
ソロツアーを通して自分自身について考えたという亀梨和也
亀梨和也が連載を持っているMAQUIA。今月号では、ソロツアーを通して自分自身について顧みている。
ソロツアーが始まった。制作中もステージに立っていても、すごく新鮮な気分。
KAT-TUNのライヴは、メンバーのことやグループとしての見え方や演出ばかり考えていたけど、ソロは亀梨和也をどう表現するか。だから、このライヴを通じて、自分自身について久しぶりに考えた。
若かりし日は、自分に向き合った時期もあったけど。ここ10年くらい、グループでいる時はもちろん、作品や番組を主体に考えていて、“自分”については掘り下げたりしなかった。MAQUIA 2017年10月号
「俺は何者なのか?」きちんと考えて気付いたこと
「俺は何者なのか?」ということについて、改めて深く考えたという亀梨和也。
それによって気付いたことが、いくつかあるという。
久々にきちんと考えて、改めて気づいたことがいくつかある。まず、オレの中には、2人の自分がいること。1人は仕事をベースにして生まれ育った“亀梨くん”。
もう1人は普段の“亀梨”。
どちらも真実で、両方いるから日々、バランスが取れている。
たとえば「今日、これ食べちゃおう!」って“亀梨”が思っても“亀梨くん”が「ライヴ前だから止めとこうよ」って言ってくれる(笑)。
MAQUIA 2017年10月号
時期によって顔がよく変わる。でもイジったりはしてない
デビューから今までに、顔が変わってきた芸能人として挙げられることも多い亀梨和也。
それは、その時期によって、顔がよく変わる人間だからだという。
それから、その時期によって、顔がよく変わる人間だと思う。イジったりはしてないけど(笑)。
ライヴ中の顔と役柄に入っている時の顔、野球に挑戦中の顔、仕事によって「全然違う」とも言われる。
話している時も向き合う相手によって自然と顔が変わってるはず。正直なのかな(笑)。
自分に嘘はつけないし、つきたくない。
この仕事をしてる以上、言えないこともあるけど、それでも、いつも本音や本心を伝えたいなと。
MAQUIA 2017年10月号
亀梨和也の特徴は、何をするにも筋を通したい人間だというところ
「いつも本音や本心を伝えたい」というまっすぐさを語る亀梨和也。
その性格を表すように、「筋を通したい人間」が、自分らしさだという。
自他ともに認める亀梨の特徴といえば、何をするにも筋を通したい人間だっていうところ。
ライヴでも作品制作でも、いつも自分の意思と意見ははっきりという。
でも、単なるエゴイストやワガママになるのは絶対に嫌なの。
自分の思いの本質を伝えて、相手の本心を汲んで、筋を通して進みたい。
MAQUIA 2017年10月号
自分はブサイクだと気付いたから奮闘した
意外なことに、亀梨和也は、コンプレックスが強いらしい。
「亀梨和也はコンプレックスでできている」とまで言い切っている。
それからね、オレの最大の特徴はコンプレックスの強さじゃないかなと思う。
亀梨和也はコンプレックスでできている。
というのも、普通の野球少年だった自分が、縁あってジャニーズに入った時、何もできないことに気づいた。
歌もダンスも人より下手で、顔もブサイクだなと。だって、当時のマネージャーにそう言われたし、ジュニア時代に(錦戸)亮ちゃんとかにも「おう、ブサイク!」なんてからかわれていたから(笑)。
地元じゃ割とイケてたつもりが、全然ダメなんだなと。あの時、13歳のオレは徹底的に自分自身と向き合った。
それまで歌もダンスも興味はそこまでなかったけど、ジャニーズに入った以上は頑張らなきゃって。
男子はまだ無邪気に遊んでいる10代前半、自分をどう磨いて生かすのかを徹底的に考えていたし、どうにかしようと奮闘した。
そしたら、デビュー前には、この“亀梨くん”が出来上がっていた。サングラス姿でライヴに登場するようなキャラに自然と辿りついていた(笑)。
MAQUIA 2017年10月号
ナルシストに見られるのは、自分なりのプロ意識
昔、「ライブ前にすごく鏡見てるよね」と言われたという亀梨和也。
しかしそれは、自分なりのプロ意識なのだそう。
ナルシストに見られるけど、これは、オレなりのプロ意識であり、感じるままにつみ重なった。“自分”なんだよ。
子どものころ「ライヴ前にすごく鏡見てるよね」って言われてたけど、それは、自分に自信がなかったから。本来、もともと自信があるほうじゃないから入念に身だしなみを整えないとステージに立てないだけ。
キスシーン前には、必死で歯を磨くのがオレだから(笑)。
でもね、過去も含めて自分は自分でよかったとも思う。今回のライヴの制作中、新旧のソロ曲を聴き返していたら、今も全部、好きだった。
オレはオレを作ってくれた過去が愛しいし、公私ともに関わった人や作品にも感謝している
そう思えることが幸せだし、ブレずに“亀梨和也”で居られるのは、応援してくれる人たちがいるからこそだなと改めて思っているよ。
MAQUIA 2017年10月号